NEJMの対訳
インターネットや翻訳雑誌を眺めてみると、医薬翻訳の勉強材料としてNew England Journal of Medicineという医学専門誌を勧めています。そこで、その中からひとつ例として、以下のように対訳にしてみました(Volume 336:1054-1058 April 10, 1997 Number 15)。英文と和文を左右に並べて、こういう場合にどう訳せば良いか自習します。和文は南江堂のホームページに掲載しているものを使っています。いくつかの薬や病気、たとえば高血圧、糖尿病、癌、高脂血症などについて、このような対訳を自分で作って勉強すれば、医学論文のアブストラクトの翻訳はある程度できるようになるのではないでしょうか。まずは基本パターンを覚えて、少しずつ慣れていこうと思います。
医学論文の構成
医学論文の多くは、序論(Introduction)、方法(Methods)、結果(Results)、and 考察(Discussion)という構成になっています。これをIMRADというそうです。見出しの用語は学術雑誌によって少し違うようですが、おおまかにこういう流れで論文が書かれています。有名な医学雑誌をいくつかMedlineで探してダウンロードして比較してみるといいですね。